コラム-IT

iPhone6sからZenFone5(ZE620KL)に機種変更したお話

※追記(2019年2月2日)
ZenFone5(ZE620KL)を3ヶ月使った後のお話
ZenFone5を3か月使用した後の感想記事を投稿しました。

スマホの使用変遷

iPhone5→iPhone6s

スマホを使い始めて5年目。
iPhone5を使用しているときはゲームをよくプレイしていたので、性能不足に感じる場面もありましたが、iPhone6sに乗り換える頃にはTwitterやメモアプリなど、マシンパワーの必要ないアプリが主な用途になり、ここ半年間は性能を持て余している状態でした。(あえて不満点を言うならば、OneNoteとEvernoteの起動が少し遅いところでしょうか。)

そんな中、待ちに待った契約更新月を迎えたわけですが、3年前の機種で十分ならいっその事、選択肢の広いAndroidでもいいのでは…?ということで、今回はAndroidへ機種変更してみることに。

もうしばらくiPhone6sを使うことも考えましたが、9月の新機種発表のことも視野に入れると、需要のある間に売っぱらった方がリターンが大きいということで。




メーカーと機種選び

AndoroidでコスパのいいメーカーといえばHUAWEIあたりだとは思いますが、使っているノートパソコンがASUS製品ということで「ZenFone」シリーズに決定。愛着って大事。

最新の「ZenFone」シリーズはハイエンドの「ZenFone5Z」、ハイミドルの「ZenFone5」、ミドルの「ZenFone5Q」の3種類。
今回はiPhone6sと同程度のスペックを持つ「ZenFone5」にしました。
前シリーズのZenfone4の方がゲーム性能はいいのですが、せっかくなので顔認証や、流行り(?)のノッチデザインに触れてみたかったので、最新機種にしました。
ノッチはそのうち無くなりそうですが、だからこそ触れるうちに触っておきたいデザインです。
…良いか悪いかは別として。

※過去にも同名の商品が2014年に発売されていますが、今回購入したのは2018年度版です。

Zenfone5(ZE620KL)とiphone6sとの比較

機種名ZenFone5iPhone6s
販売時期2018年5月2015年9月
SoCSnapdragon636
オクタコア
Apple A9
デュアルコア
ROM / RAM64GB / 6GB64GB / 2GB
画面サイズ6.2インチ4.7インチ
画面解像度2246*10801134*750
バッテリー容量3300 mAh1,715mAh
重量165g143g
インターフェースUSB-typeCLightning
顔認証 / 指紋認証○ / ○☓ / ○
ノッチ
デュアルSIM
ビームフォーミング
Antutuスコア(ver 7)14~12 万15~12 万
DXOMARK90点84点
定価約57,000円(税込)約10,6000円(税込)
最安値約46,000円(税込)
※価格は2018年10月初旬のもの

 

カメラ性能について

カメラ性能はZenFone5がDXOMARK 90点とやや高め(iPhone6sは84点、はiPhone8は92点)。標準カメラアプリのレスポンスは、AF速度 ZenFone5 > iPhone6s、ズームの操作性 iPhone6s > ZenFone5 と感じました。

発色は暖色よりで彩度が高めになる印象(AUTOモードだと特に顕著)です。色の再現度はiPhone6sより高いように思います。

目玉機能の広角レンズですが、メインカメラとセンサーが異なるので発色が異なります(更に暖色よりになる)。また、夜間では使用できないケースがあったり、画質もあまり良くないので正直イマイチです。メインカメラの夜間の撮影はそこそこかと思います。発色の良し悪しは好みの問題なので割愛。

標準カメラにグリッド機能やポートレート機能が付いていたり、ProモードでWBやISOを手動で変更できる点は面白いところ。

野外での撮影
室内での撮影

※Web掲載用に画質は落としています
※その他に撮影した写真は次の記事に掲載
ZenFone5(ZE620KL)を3ヶ月使った後のお話

 

ゲーム適正について

ゲームはスクフェス、ぷちぐる、FGO、スタリラのみ動作確認を行いました。
ZenFone5は3Dスコアが低めなので心配でしたが、スタリラが動いたので個人的には問題なしです。
FGOは…そもそもAndroidでするのが間違いだと思うので、気にしない方針。

FGO

  • 宝具演出で処理落ち
  • 戦闘開始までのロード時間が+5-10秒
  • Wave移行が最初遅い

※追記
FGOの動作検証を行いました。

スタリラ

  • 特に問題なし
    ※追記
    ファントムばななのCAで処理落ち。

音質について

スピーカーは初期設定だと、あまり音質が良くないです。標準搭載されているオーディオウィザードから、デフォルトのイコライザ設定「ボーカル」「ロック」「ポップ」などを使用することである程度改善されますが、イコライザは「カスタム」で設定するのがオススメです。
さらにリスニングプロファイル機能を設定すれば、そこそこな音質になるかと思います。
※リスニングプロファイルは各メーカー商品に最適化されたプロファイルをしようするか、所持しているイヤホンで手動設定することで作成できる
 

スピーカーの場合

イコライザ設定
デフォルトで5パターンのイコライザ設定が用意されている
「カスタム」項目からイコライザの手動設定が可能
 

イヤホン・ヘッドホンの場合

イヤホンやヘッドホンを使用するとスピーカーよりイコライザ設定が増えている
リスニングプロファイル
所持しているイヤホンやヘッドホンに合わせたリスニングプロファイルの作成が可能
 

AI機能について

この機種が機能面で特徴的な部分は、AI機能とRAMが6GBであること。
AI機能がバックグランドで動いているので、常に半分程使用済みになっていますが動作自体はサクサクです。

ここでは以下に、AI機能の用途をいくつかピックアップ。
 
「Nova Lancher」で他にアプリを起動していない状態だと2.8GB使用済み

 

カメラ撮影

撮影対象を自動認識し、適切な撮影モードに切り替える。
精度がイマイチなので、次世代機はもう少し頑張ってほしい。

 

AIブースト機能

Socの性能を向上させる機能。
通常はAntutuスコアが12万台ですが、こちらを使うと13万台後半までスコアが上がります。
バッテリー消費に要注意。

 

AIバッテリー機能

過充電を防いだり、節電してくれる機能。

 

スマートスクリーン機能

画面を見ている間はスリープしなくなる機能。
これはとても便利です。

 

OptiFlex機能

特定アプリにメモリを割り当てて起動を高速化する機能。
個人的に恩得の大きかった部分で、iphone6sの不満点だったメモアプリの起動が格段に速くなりました。
メモリ6GBの強みが出ている良い機能だと思います。

 

AIで高速化するアプリを自動判別することも可能

その他

ノッチは隠す機能があるので気になりませんが、通知バーが狭くなるので使用感はイマイチ。
顔認証と指紋認証はともに良好。指紋認証が背面についているのですが、ちょうどいい位置で使いやすいです。
バッテリー容量は3300mAhと大きめですが、画面サイズによる電力消費のせいでバッテリー持ちはやや悪く感じます。
重量は約20gの差ですが、手で持つと重たく感じます。とはいえ、同じ見た目で少しサイズの小さいiPhoneX(174g)よりかは軽いので及第点です。
液晶は「IPSパネル」ではなく、「Super IPSパネル」とのこと。詳しい違いはわかりませんが、発色はきれいです。
GPSは東京と大阪でGoogleMAPを試しましたが、特に問題なし。
ネットワークの感度ですが、こちらはビームフォーミングを利用できるiPhone6sに軍配が上がります。
 

AndroidとiOSの比較・まとめ