ぜったい・落とすな・同人誌|1ヶ月前入稿のススメ

新刊を落としたくないとき、みなさんはどうされていますか?
私は締切を「イベント開催日の1ヶ月前」だと思い込むことにしています。
同人誌の締め切り目安
- 早割〆:約2週間前
- 通常〆:約1週間前
- 特急〆:約3日前
※印刷会社やイベントの規模による
一般的な締め切りは上記が目安ですが、私は「1ヶ月前」を締め切りにしています。
やや過剰ですが、目的は「新刊を絶対に落とさない」ためです。
早めの締切設定について
理由をフォロワーさんに聞かれることがあるので、以下簡単にまとめてみました。
スケジュール例
簡単にまとめると、以下のようになります。
たとえば、イベント開催日が 「6月30日」 の場合、通常の入稿締切はその1週間前、「6月23日」あたりになります。私はここからさらに3週間前倒しして、「5月31日」を締切に設定しています。
どうして「1ヶ月前」?
体調第一、リアル最優先
学生の頃とは違い、体力が落ちてきました。
無理なスケジュールは体調を崩す原因になり、仕事にも支障が出てしまいます。
社会人になった今、「原稿で体調崩しちゃいました」とは言い辛いです。
以前は早割入稿の「2週間前」を目標にしていましたが、コロナ禍を経てさらに2週間前倒しに。
病気になれば回復まで1週間はかかり、復帰後は溜まった仕事の消化に追われ、ヘトヘトになることもあります。
その他に急用など、何が起こるか分からないので「あらゆる要素で下振れを引く前提」でスケジュールを立てています。
宿泊&交通手段の確保
地方勢は、宿と交通手段の手配は早めが肝心。
私は新幹線での移動が多く、「EX早特」や「新幹線+ホテルのパック」などをよく利用します。
どれも1ヶ月前には予約が埋まってしまうことが多いため、早めに新刊を完成させる目処を立て、予約を確定しています。
※東海道新幹線の早割は2025年4月に改定されました
予約してしまえば、あとには引けませんね!
早割入稿でお得に
早割入稿の締切は1〜2週間前が一般的。
1ヶ月前に原稿が完成していれば確実に間に合うので、印刷費も節約できます。
交通事故にあっても早割に間に合ったとかなんとか
ノベルティ制作期間を確保
ノベルティの入稿締切は、同人誌より早いことが多いです。
原稿と並行して描き下ろすのは大変なので、余裕を持って作業できるようにしています。
入稿後もタスクは山積み
原稿は入稿して終わりではありません。
- 委託申請
- ノベルティ準備
- SNS告知
- お品書き作成
- 色紙やペーパーづくり
- Googleフォームの作成
- 小銭の準備
- 荷造り
などなど。
やること、いっぱいです。
原稿の息抜き
入稿してすぐイベントだと、息をつく間もありません。
過ごし方は人それぞれですが、私はのんびりしたいので、原稿の息抜きに原稿をしています(?)
イベントまでの空き時間にコピー本を作ったり、簡単な同人ゲームを作るなど
活動方針
出ない新刊より、出る新刊。
新刊があるほうが、フォロワーさんたちに喜んでもらえそうですし、スペースを配置してくださった担当者さんのご苦労も報われるような気がします。
申し込むからには、可能な限り頑張ります。
スケジュールを組み立てる
私は頭の中で考えていますが、せっかくなので簡易のツールを作成してみました。
使い方
- イベントの開催日と締切を設定
- 同人誌のページ数を設定
- 各作業の時間配分を設定
- カレンダーを出力
- 結果を画像として保存
原稿の作成手順は人それぞれなので、使えるかどうかわかりませんが、初心者の方やスケジュール管理が苦手な方など、必要であれば参考にご利用ください。
原稿作業の工夫
申込後、作業に着手できない
原稿が一部完成してから申し込んでみる
私は「プロット+表紙線画」が完成してから申し込むことが多いです。
モチベーションがあるうちに、作業を進めています。
やる気が出ない
他の習慣と組み合わせてみる
私は「習慣」を定着させたいとき、別の作業と組み合わせるようにしています。
✕ 椅子に座る → 原稿
〇 コーヒーを淹れる → 椅子に座る → 甘いものを食べる → 10分クロッキー → 原稿
新しいこと始めるのは億劫に感じますが、すでに身についてる習慣と組み合わせると、心理的なハードルが下がるような気がします。
「習慣+簡単なウォームアップ」
スポーツでいう準備運動のような感覚です。
すぐにSNSを開いてしまう
ユーザー名を変えてみる
原稿期間は、ユーザー名に「@原稿」を付けています。
フォロワーへ作業中であることを伝える意図も兼ねていますが、自分に圧をかけるのが第一の目的です。
SNSを開くたび「原稿」の2文字が目に入るようになります。
原稿から逃げるなー!
集中力が持たない
筋トレする
体力づくりは、疲れ対策の基本。
椅子に座っているだけでも、意外と筋力を使います。
週2〜3回、1回あたり3分間の体幹トレーニングだけでも続ければ効果はあるので、普段されていない方は「体幹トレーニング」から始めるのがおすすめです。
※「体幹トレーニング プランク」などで検索すると、動画がたくさん出てきます。
眠たい
寝ましょう
寝不足ダメ、絶対。
原稿はもちろん、仕事や学業のパフォーマンスも落ちてしまいます。
ヘトヘトな日は、仮眠をとってから作業を始めるなど。
さいごに
少しやる気が出てきた人向けの動画
以上、「ぜったい・落とすな・同人誌」でした。