ZenFone5からPixel5aに機種変更したお話【ミドルレンジスマホ】

2018年5月18日に発売されたASUS「Zenfone5( ZE620KL )」から、2021年08月26日に発売されたGoogle「Pixel5a」へ機種変更を行いました。
結論から申し上げますと、筆者は Pixel 5a を購入して満足しております。
メーカーは異なりますが、今回は3年前の機種と要所で性能を比較しつつ、「ミドルレンジスマホ」の実力を確認します。
記事の目次
スペック
左からサイズ比較用にRakuten Mini(3.6インチ)、Pixel5a、ZenFone5
機種名 | Pixel5a | ZenFone5 |
メーカー | ASUS | |
販売時期 | 2021年8月 | 2018年5月 |
SoC | Snapdragon765G オクタコア | Snapdragon636 オクタコア |
ROM / RAM | 128GB / 6GB | 64GB / 6GB |
画面サイズ | 6.34インチ | 6.2インチ 液晶 / 60Hz |
画面解像度 | 2400*1080 | 2246*1080 |
バッテリー容量 | 4680mAh | 3300 mAh |
重量 | 183g | 165g |
インターフェース | USB-typeC | USB-typeC |
顔認証 / 指紋認証 | ○ / ○ | ○ / ○ |
インカメラ | パンチホール | ノッチ |
デュアルSIM | 物理SIM×1 | 物理SIM×2 |
FeliCa | ○ | ☓ |
防水 | ○ | ☓ |
SDカード | ☓ | ○ |
定価 | 約52,000円(税込み) | 約57,000円(税込) |
3年前と比べて、ミドルレンジスマホも性能に対しての価格が安くなったように感じます。
XiaomiやOPPOの製品であれば、あと1万円は安くできると思いますが、長めのOSサポート期間とピュアAndroidであることを優先しました。
上司が Xiaomi Mi 11 Lite 5G を買っていたので被りたくない(^o^)
SoCは700番台のSnapdragon765Gですが、性能はSnapdragon835相当であるため、数年前のハイエンドクラスのパフォーマンスが期待できます。
参考
VERSUS > モバイル機器のチップセットの比較 > Qualcomm Snapdragon 765G vs Qualcomm Snapdragon 835
サイズ
Pixel5a は6.34インチで183g、ほぼ同サイズのZenfone5は165g。この重量差は本体の厚みにありました。
Pixel5aはZenFone5と比較して、バッテリ容量が大きく、防水・防塵付き、FeliCa搭載なので、この差は致し方なし。
成人男性の手のサイズなら片手操作は一応できますが、ケースを付けた状態だと厚みと重量が増すため、長時間の片手操作は辛いです。
手の小さい女性の方は特に、両手持ちにするか、バンカーリングを付けた方が良いのではないかと思います。
ちなみに裸持ちだと丁度良いサイズ感でした。
ZenFone5を約3年間使っていた経験から申し上げますと、このサイズ・重量はそのうち慣れると思います。
データ移行の注意点
Android特有の仕様(バグ?)ですが、USB経由でデータ移行を行うと、一部のアプリが英語表記になってしまうことがあります。
筆者は今回始めて遭遇したのですが、Googleアカウントの言語設定を日本語にした後、Googleプレイストアからアプリの更新をかけたら直りました。
お困りの方がいらっしゃいましたら、参考にしていただければと思います。
アプリの起動速度
Sd 636 と Sd 765G では体感レベルで差が生じます。重たいアプリはややもたつくものの、Zenfone5と比べると1.2倍速ぐらいに感じるのでとても快適です。
筆者はコマ目にアプリカットする癖があるので、メモリ6GBでも十分でした。
※ホームアプリは個人的な都合で Microsoft Launcher に変えてあります。
※Windowsの付箋アプリをウィジェットに設置して、リアルタイム連動できるので便利です。
ゲームプレイ時の挙動
ウマ娘プリティーダービー
※リリースされてから1週間ほどしかプレイしていなかったので、モタモタしている点はご了承ください。
カメラの作例
コロナ禍で遠出は出来ないため、人出の少ない所を散歩してきました。
都市部の写真は他の方のものをご覧ください。
撮影音は静かではありませんが、個人的には気にならないレベル。
ただし、スクショ音はうるさいです。
※以下の作例は、比較用のリサイズを除きレタッチなし。
通常撮影とポートレート
ポートレートは本来、人物撮影に使用するものなので、影やコントラストを控えめのしっとりとした印象に仕上がりました。
通常撮影は自然な色合いで写りが良いです。




※画像が表示されない場合はこちら
写真1[通常撮影] [ポートレート]
写真2[通常撮影] [ポートレート]
通常撮影と広角撮影
広角はやや黄色みがかり、周辺の景色が流れます。


※画像が表示されない場合はこちら
写真3[通常撮影] [広角撮影]
自然
料理
天体撮影
Pixelシリーズお馴染みの天体撮影モード。
ボタンを押してほったらかすだけでこの写りは凄いです。
もちろん無加工。
動物
ペットの文鳥に被写体をお願いしました。
動く被写体は特別得意というわけではなさそうですが、ブレている写真は少なめでした。
参考
ZenFone5の作例
音声の比較
スピーカー
Pixel5aは下部に2箇所、ZenFone5は1箇所備え付けられています。
前者は左右対称になっているおかげなのか、自然な音の聴こえ方がします。スマホ全体に音を伝えてしっかり共鳴させているような感じ。
イヤホンジャック
なんだかんだで付いてると嬉しいイヤホンジャック。
Pixel5aはディスプレイ上部、Zenfone5は下部に備え付けられています。ここは好みの問題。
音質
デフォルトの状態であればPixel5aに軍配が上がりますが、Zenfone5は「オーディオウィザード」が標準でインストールされており、それなりに細かくイコライザーの設定ができるので、調整次第では後者の方が自分好みの音作りができると思います。
……逆に考えると、ZenFone5はデフォルトだと音質が大味すぎて、聴き取りづらいとも言えます。
音質が気になるようでしたら、音楽再生アプリ側でイコライザーの設定をおすすめ致します。
参考
バッテリー
バッテリー容量は4680mAh。
筆者の使い方だと1日持ち歩いて50%も減らなかったので、それなりに長持ちすると思います。
ただし、カメラ使用時の発熱が少々気になりました。
厚めのケースを使用していることも原因だと思われますが、ケースを付けずに行ったデータ移行時も熱くなっていたので、端末側にも問題がありそうです。
本体容量が128GBなのでそもそも不向きではありますが、長時間の動画撮影は気をつけた方が良いかも。
ディスプレイ
ZenFone5はノッチ付きディスプレイでしたが、Pixel5aはパンチホール付きディスプレイ。
ノッチは通知バーが狭く情報を見落としがちだったため、パンチホールはそれと比べれは断然快適です。
画面はともに液晶ディスプレイで液晶から有機ELに変わったので発色がよく感じます。
リフレッシュレートはともに60Hzなので変化なし。
認証方式
コロナ禍で大活躍の指紋認証。こちらは両端末ともに快適です。
顔認証は使用していないので割愛。
使用アクセサリー
純正カバーをうっかり注文し損ねたので、amazonでフィルムとまとめて安めのものを買いました。
ケースはやや厚みが気になりますが、純正ケースも同様に厚めのようです。
画面保護は無難に、ミヤビックスさんの反射低減フィルムにしました。
ケース
CYRILL by Spigen Google Pixel 5a 用 ケース
1,999円(税込)
→Amazon
フィルム
ミヤビックス Google Pixel 5a (5G) 用 反射防止 保護フィルム
998円(税込)
→Amazon
まとめ
良いところ
- 国内メーカーのFeliCa搭載モデルと比較するとコスパが良い
- 5G対応モデル
- Googleのカメラは優秀
- ゲームもそれなりに動作可能
- イヤホンジャック付き
- 指紋認証付き
- そこそこ多めのバッテリー
- デュアルSIM(筆者は楽天の音声通話SIM1枚で様子見中)
悪いところ
- サイズ・重量の都合で片手操作が行いにくい
- 発熱が気になる(改善に期待)
- SDカード未対応(筆者は気にならない)
日本人向けに必要最低限な機能を詰め込んだ優等生スマホ。
筆者は動作の重たいゲームをプレイしていないので、お手頃な値段で十分なパフォーマンスを得られたので大満足です。
こういうのでいいんだよ
こういうので
田舎暮らしなので5Gは試せていませんが、最近通勤路に対応エリアが出来たので、そのうち試してみたいと思います。
※コロナ禍なので不要不急の外出は控えてます